2007年07月20日

外来カエル繁殖で県が調査 大量の卵など確認(和歌山)

 県立自然公園に指定されている田辺市新庄町鳥ノ巣で、環境省の要注意外来生物アフリカツメガエル(ピパ科)が繁殖している問題で、県と県立自然博物館が調査に乗り出した。18日、県職員や学芸員が現場のため池を訪れ、成体と大量の卵を確認。新たな繁殖池も見つけた。今後、現状を詳しく把握し、対策を考えるという。

 県自然環境研究会メンバーの玉井済夫さん(68)=同市湊=らが現場のため池2カ所を案内した。成体を採集するため、鶏肉を餌に釣りをして数匹を確保した。卵は藻について浮いた状態となっており、たも網ですくい取った。成体は体長約3センチの小さなものから8、9センチほどになった大きなものまでさまざま。数年前から繁殖していたとみられている。
 玉井さんらが鳥ノ巣にあるほかのため池1カ所を調べたところ、そこでもアフリカツメガエルのオタマジャクシを確認、生息域が広がっていることが分かった。
 ため池は近くの水田に水を引くためのもので、河川につながる溝などはない。県自然環境室は「現場が隔離された状態でこれ以上は広がりにくい。不幸中の幸いだった。今後、きっちり調べてどうするか考えたい」と話している。
 玉井さんはこれまでに採集した成体、オタマジャクシ、卵を日本爬虫両生類学会会長の松井正文・京都大学大学院教授(57)に送る。種の同定と両生類がかかるツボカビ病の有無を調べてもらい、この結果を見て、松井教授や県などと一緒に今後の対策を検討したいとしている。
 鳥ノ巣のアフリカツメガエルは、6月28日、白浜町の写真家、内山りゅうさん(44)が見つけた。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2007年07月20日 09:32 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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