野洲川の治水や環境について子どもたちに学んでもらうための副読本をこのほど、国土交通省琵琶湖河川事務所が作製した。同事務所は野洲川の自然再生事業を計画しており、かつての川の姿を探るアンケートも添付して、子どもの学習成果を河川整備に生かす。
「野洲川のゆたかな自然を未来へ」というタイトルで、A4版、21ページ。野洲川の歴史や治水の工夫を説明したほか、河口から中流域の姿を航空写真で掲載し、そこに暮らす在来魚や外来魚、鳥、植物を紹介した。
「野洲川の未来予想図」として、望ましい野洲川の将来像をイラストや文章で記述するページを設けた。かつての野洲川の姿や生息していた魚を祖父母や両親に聞き取ってもらうためのアンケートも添付した。
野洲川下流は洪水対策として開削された人工河川となっている。同事務所は河川環境を自然に近づけるため、瀬やふちの再生、魚が行き来できるよう魚道の改良などを検討している。
2500冊作製し、滋賀県守山市の小学校のうち5校が使用している。同事務所河川環境課は「子どもたちの回答やアンケートをもとに本来の野洲川の自然を探りたい」としている。