琵琶湖の放流量を調節する瀬田川洗堰(大津市)の操作規則について、滋賀県は17日、琵琶湖の急激な水位低下に伴う魚の産卵への影響を抑えるため、魚の産卵期にあたる4月から6月15日までの間、降雨後の水位を緩やかに下げる方法を盛り込むよう、国に検討を求める意向を明らかにした。
操作規則では、下流域の洪水被害を防ぐため、この間は琵琶湖の水位をプラス30センチ以下に抑えることになっている。
だが、降雨で産卵が活発化するコイやフナの産卵期(4−8月)と重なるため、降雨後に急激に水位を下げることにより、湖岸の浅瀬に取り残された卵や稚魚が干上がるケースが多かった。
国土交通省琵琶湖河川事務所(大津市)では、降雨後もプラス30センチ以下の範囲内で7日間程度は水位を下げず、降雨後に緩やかに下げる方法を4年前から試行してきた。
県は「治水面の安全が確認できれば、現在の試行操作を規則に盛り込んでほしい」としている。また、県は嘉田由紀子知事のマニフェスト(公約集)を踏まえ、6月16日から7月末までの梅雨時期についても、同様の試行を始めるよう国に求める。