2007年05月02日

鴨川で野生化、在来種駆逐の恐れ 中国原産のオオサンショウウオ

 中国原産のチュウゴクオオサンショウウオが京都市左京区の鴨川上流でも野生化している可能性の高いことがわかった。国の特別天然記念物で日本在来のオオサンショウウオと同属。生態が似ており、互いに駆逐しあったり交尾したりする危険性がある。西日本各地の川でも見つかっており、専門家は京都府などに対し、駆除などの対策を早急に取るべきだと訴えている。

 京都大の松井正文教授(両生類・系統分類学)が3月20日に鴨川で2匹のオオサンショウウオを捕獲した。DNA鑑定した結果、チュウゴクオオサンショウウオと判明した。松井教授は2005年と06年にも鴨川上流でチュウゴクサンショウウオ4匹を捕獲している。今回捕獲した2匹のうち1匹は体長93センチと大型で、長期間生息していることが推測でき、子どもや孫の世代もいることが考えられるという。
 松井教授によると、チュウゴクオオサンショウウオは1972年に岡山県の建設業者が食用として800匹を輸入したが、ほとんど販売できなかった。現在は日本のオオサンショウウオと同様にワシントン条約で商取引が禁止されている。
 松井教授は「日本のオオサンショウウオと交尾すれば特別天然記念物に遺伝子汚染が広まる危険性が極めて高い。行政は責任を持ってチュウゴクオオサンショウウオの実態を早急に把握し駆除する必要がある」と訴える。
 京都府文化財保護課は「鴨川にいるという情報はつかんでいるが実態を把握するのは難しい。財政的な措置も含め文化庁と協議したい」としている。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2007年05月02日 11:50 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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