琵琶湖や河川でカワウによる漁業被害を軽減するため、市民から募っていたアイデアについて、滋賀県は1日、新味のある案は寄せられなかったなどとして、最優秀賞(賞金5万円)は該当者なし、とした。表彰式も取りやめることにした。
琵琶湖などでは、アユが食べられるなど、カワウによる被害が深刻化している。県などがさまざまな防止策をとっているが、あまり効果は上がっていない。
このため、県は市民のざん新な感覚に期待し、10月4日から約1カ月間、漁業被害防止のアイデアを募った。県内外の50人・企業から計61案が寄せられ、営巣地がある自治体の職員や漁業者らでつくる審査委員会(委員長・須川恒龍谷大講師)で検討した。
しかし、県で既に検討済みだったり、実現性の薄い案などがほとんどだった。営巣地の駆除対策には値する案でも、漁業被害の軽減には即効性がないと判断されたことから、同委員会は最優秀賞の選定を見送った。
優秀賞(賞金2万円)には、消防用放水銃で巣を除去(京都市・60代男性)▽全国でカワウの一斉駆除日を制定(和歌山市・40代男性)−などの4案が選ばれた。(京都新聞)