荏原は下水処理システムから出る汚泥分離液に含まれる高濃度のリンを90%の高効率で回収でき、回収用の薬品代も従来の40%に抑えられるリン回収システムを開発した。
リン酸マグネシウムアンモニウム結晶でリンを回収する従来法(MAP法)の70%に比べ回収率を20ポイント高め、低コスト化も実現した。
長野県内での実証試験を終えており、公共下水処理場向けに実用化を目指す。
リンは日本では全量を肥料や工業薬品などで輸入しており、世界的に枯渇が予想されている。
一方、公共下水場からはリンが排出され、回収によって水質の富栄養化防止と有効利用が図れる。
荏原の開発したリン回収システムは、水酸化マグネシウムと硫酸を併用した薬品による2槽の流動層リアクター構造。
反応槽はメーンリアクターで、サブリアクターではリン酸マグネシウムアンモニウムの種晶をそれぞれ生成する。
Posted by DODGE at 2004年10月05日 10:50 in 自然環境関連