近畿農政局は30日、琵琶湖で漁業をしている人が5年前より2割強減ったという03年現在の調査結果を発表した。20年前に比べると半数以下に減っており、高齢化が進み、後継者も少ない実態が浮かび上がった。
国が5年ごとに行っている漁業センサス(統計調査)の結果で、漁業従事者は1470人(男性1122人、女性348人)。98年の1919人(男性1530人、女性389人)から23%減、83年の3221人に比べると約45%に落ち込んだ。
男性の年代別の人数では、60代以上が648人と6割近くを占める一方、30代以下は87人(8%)、40代も111人(10%)にとどまった。年代別の増減率では、70代以上が10%増えた一方で、40代が47%減、30代が39%減など、他の年代は軒並み減少している。
また、個人経営をしている624の経営体のうち、「後継者がいる」と答えたのは7%弱の42経営体しかなく、今後の存続が危ぶまれるケースが大半を占めた。
◇漁獲量回復が急務
県漁連の永松正昭専務理事は「漁業者の定着のためには、外来魚の駆除や在来魚の増殖事業などの取り組みで、漁獲量の回復を急ぐ必要がある」と話している。【森田真潮】8月31日朝刊