マイク・フォークスタッド
U.S.OPENにおいての前代未聞の快挙
2年連続、3度めの優勝を飾る
大会終了後、WON BASSオフィシャルがbasswaveスタッフに語った言葉が印象的だった。
「今年のU.S.OPENは20年という歴史の中で、もっともタフな3日間であり、今後も語り継がれるだろう」と。
それは不順な天候に加え、昨年に続き優勝を果たしたマイク・フォークスタッドが前代未聞の3度めのU.S.OPENを制覇したことにある。3度の優勝を果たすことの難しさ、そして2年連続優勝の快挙。169名が参戦した同大会は、決してイージーな大会でないことは参戦したメンバーを見れば歴然としている。
さて、最終日のレイク・ミードは、プラクティス同様、荒天に見舞われた。雷の影響でスタートが30分遅れるという事態。今までにおいてもこれほど荒れた大会はない。
フォークスタッドは初日に3位につけると、2日めにはそのポジションをキープした。そして最終日、4尾のバスをウエイインしトータル22.59lbとする。彼が昨年優勝したときのウエイトは29lbである。今年は昨年以上の減水、季節はずれの雨や曇り空、低気温、そして昨年から引きずるテロリズムの恐怖や余韻によって、ウイニング・ウエイトは低下すると予測された。
フォークタッドによると彼が本戦初日に使用したルアーは、バルサプロというサミータイプのトップウォータープラグ。
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多用したのは、ロボのストレートワーム(カラーはフォークスタッドスペシャル)。リグはテキサス、ジグヘッド、ドロップショットなど、さまざまだったという。
2日めトップに立ったロイ・ホークは、最終日1尾のみのウエイインとなり9位でフィニッシュした。しかし、彼が2日めにウエイインした5.57lbのバスは大会をとおしてのビッグフィッシュ賞となり、オブザーバーそしてスポンサーとし来場していたRanger
Boatsのフォレスト・ウッドからRanger 175VSなどの賞品が寄贈された。また、彼は初日、2日めのビッグフィッシュ、そして2日めの首位に立ったことからそれぞれの賞(合計6500ドル)も手にしている。
2日め2位につけたことで優勝が見えてきたはずだった桐山孝太郎さんは、最終日1尾しかウエイインできず、22位に後退しフィニッシュ。ちなみに、彼のU.S.OPENにおける最高位は2000年度の4位である。
当サイトU.S.OPEN特集のプラクティス・レポートで同船させてもらった清水盛三さんは77位で終了した。
では、ノンボーターで出場していた日本人選手にも注目してみよう。JTB SUN & SUNのツアーで参戦していた本田直之さんは53位、岡野進司さんが78位、鈴木美香さんが143位、香取潤一さんが165位、また昨年のダイハツゲームスBasser
CupからU.S.OPEN参戦の切符を手にした佐藤信治さんは8位、野本淳さんは68位という順位になっている。
詳細と順位表はWON
BASSサイトにて。 |
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