台風上陸せず好天続き、下がり続ける琵琶湖の水位…取水制限なら生活・産業に影響も

 琵琶湖の水位が秋以降、下がり続けている。台風が上陸せず、好天が続いたことが原因で、18日の水位は基準のマイナス65センチと、2007年以来、14年ぶりの低さだ。滋賀県によると、同90センチ程度まで低下すると県内外の流域府県に取水制限を要請する可能性があり、近畿一円の暮らしや産業に影響が出るおそれがある。

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池の水抜いたらブルーギルが3千匹以上も…緑地で『池干し』外来種を駆除後水を張り在来種戻す予定

 名古屋市名東区の「猪高緑地」で14日、池の水を抜いて生態系を脅かす外来種を捕獲する「池干し」が行われました。特定外来生物のブルーギル3386匹など、多くの外来種が見つかりました。

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外来種サビイロクワカミキリ、福島県郡山市で初確認、街路樹など被害相次ぐ

 中国などが原産の外来種「サビイロクワカミキ」が今夏、国内で初めて福島県郡山市で確認され、食害で木が倒れるなどの被害が出ている。県によると、生息域は須賀川市や玉川村にも広がっている。専門家は早急な生態調査や対策が必要だとしている。

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人気ユーチューバーも炎上! 上海ガニの個人輸入は違法って知ってた?

 10月31日、人気ユーチューバーが中国から生きた上海ガニ(チュウゴクモクズガ二)を輸入したという内容の動画を公開したところ、特定外来生物被害防止法に違反するという指摘が相次ぎ炎上した。

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【特集】「メダカの住処を奪う魚」「地球上最悪の侵略的植物」…研究者が農家が立ち向かう『外来生物』の脅威

 絶滅危惧種に指定されているメダカの天敵とされているのは『外来種の小魚』です。また、とあるため池では『地球上最悪の侵略的植物』と呼ばれる外来種の植物が池を隠してしまうほど表面を覆っています。いつの間にか近くに忍び寄る外来種の脅威を取材しました。

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群馬県クビアカツヤカミキリ被害、12市町に拡大 樹木6909本で確認

 サクラやウメなど樹木を食い荒らし、枯死させる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害拡大が止まらない。群馬県の令和3年度調査では樹木の被害本数が前年度比1・39倍の6909本に上った。被害が確認された自治体も1市増の12市町に広がっており、果樹生産園などへの悪影響が懸念されている。

 外来昆虫のクビアカツヤカミキりは体長2~4センチで、全体が黒色で胸部だけが赤色という特徴がある。樹木に孵化(ふか)した幼虫が内部から食い荒らし最悪の場合倒木もある。

 県の調査では、被害本数は年々増加する一方。本格調査が始まった平成29年度以降右肩上がりに増え、今年度は同年度比10倍以上となる約7千本に迫った。

 発生自治体は、今年度初めて被害が確認された前橋市を加え計12市町。自治体別では東毛地域に集中しており、多い順に太田市2335本▽館林市1758本▽大泉町864本-となっている。 樹木の種類別では、サクラが全体の8割を占める5560本。次いでウメ826本、モモ235本だった。スモモやアンズへの被害もある。

 ただ、ウメ産地が広がる県中西部地域では被害拡大が進んでおらず、県は「早期発見、早期駆除の対策が有効だった」とみている。

 クビアカツヤカミキリは繁殖力が強く農薬も効きにくい。幼虫の糞(ふん)と木くずが混ざった「フラス」が出ている樹木が生息確認の目印となり、県は発見した場合は踏みつぶすなどの対応を呼び掛けている。

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