2002/5/13
Bassmaster Tour第6戦
最終日:デニー・ブラウアー優勝と
祝!桐山孝太郎、3年連続Classic出場決定!

 
 アラバマ州レイク・ユーファウラで開催されていたBassmaster Tour第6は、ベテランのデニー・ブラウワーが最終日に逆転優勝を飾った。ブラウアーは過去に、メジャー・トーナメントのすべてで優勝経験のあるトッププロで、その成績は、Bassmaster Classicでの優勝、アングラー・オブ・ザ・イヤーの達成、13回の優勝経験と17回のClassicクオリファイ、さらにキャリアー・アーニングス(プロ・トーナメントでの生涯賞金獲得額)が1700万ドル(B.A.S.S.の賞金獲得に限る)がある。現在53歳にして、若手に負けない気力を持ち続けている。
 しかし、そのブラウアーにも過去2年間は、悪夢の時間だった。背中を痛めたことにより、3度の手術と長期に渡るリハビリテーションを経験しなくてはならなかった。その期間中、トーナメントで勝つ、再度Classicへ挑戦するという現実からも遠ざかっていたのだ。
  だから、みなさんにも想像がつくことだろう。5月11日の大会最終日、彼のバスを乗せた計測器が、2位の選手より1オンスの差で勝利した瞬間を!
 「これは、大会を制覇したとか、賞金の問題じゃなんだよ」と高ぶる気持ちを押さえながらブラウアーは言う。「あの辛い日々を想像すれば、この1週間は最高だった。最近はハズカしい結果も残してきた。でも、今日の結果は、私の来期に向けての活力となった。気温32度の日が続き、バスだけでなく、アングラーも辛かった。それでも私はギブアップしなかった」と述べた。実際には、この暑さが彼の怪我を助けたともいう。
 彼のウイニング・メソッドは、ストライク・キングの1/2ozラバージグをリリーパッドとウィローブッシュの水深3〜4ftにピッチングしたものだった。
 
 そして、1オンス差で2位となったランディー・ブローキャットは、「この1週間で今日が1番バイトの多い日だった。でも、焦っていたのか、ランディングできなかった」と語っている。
 彼のパターンは、メガバス社Pop-Xとラッキー・ストライク社のチューブとクローフィッシュ・ワームだという。
 
 さらに、同大会を68位でフィニッシュした桐山孝太郎さんは、年間スタンディング・ポイントを17位タイに付け、見事Classicへの切符を手中にした。
 basswaveでに近日中に桐山さんへのインタビューを予定中している。

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