アメリカザリガニとミドリガメ、6月から野外放出禁止…ペットが逃げても懲役か罰金に

 政府は20日、生態系に悪影響を及ぼす外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)を「条件付き特定外来生物」に指定する政令を閣議決定した。施行は今年6月1日。ペットとしての飼育は可能だが、野外放出は禁止される。ペットが自力で逃げ出した場合も含め、3年以下の懲役か、300万円以下の罰金が科される。

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生物多様性の新枠組み、企業への影響は 大和総研の研究員が解説

 SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」は生物多様性に関する内容だ。生物多様性は昨今、特に注目されている課題であり、2022年12月には生物多様性保全に向けた国際的な目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」が採択された。本稿では、生物多様性に取り組む必要性や新しい枠組みの概要、今後の課題を考えたい。

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絶滅危惧種の希少魚「ホシイッセンヨウジ」徳島で発見!! 国内3例目

 徳島県立博物館は20日、牟岐町内妻の内妻川下流域で昨年8月に国内3例目となるヨウジウオ科の希少魚ホシイッセンヨウジが発見されたと発表した。徳島市南島田4の会社員庄野耕生さん(32)が撮影、捕獲した。

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川魚の漁獲量、20年間で1割に…幻の料理になりつつある「豆じゃこ」を味わう 兵庫・千種川

 河原の草は色あせ、水もキリキリ冷たい。兵庫県の南西部、千種川に注ぐ小さな支流。静けさが広がる中、そっと引き上げた網に鈴なりの魚が朝の太陽で輝く。「はえじゃこ」と呼ばれるオイカワだ。体長10センチほどの小魚で漁の旬は冬。最も脂が乗る時期に行われる「寒じゃこ漁」は、西播磨の冬の光景だ。

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道頓堀川にニホンウナギ、JR難波駅北側の商業施設周辺で11匹捕獲

 大阪府立環境農林水産総合研究所は10日、大阪・ミナミの道頓堀川で、国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定しているニホンウナギの生息を初めて確認し、11匹の捕獲に成功したと発表した。同研究所の担当者は「水質が改善され、戻ってきたのではないか」と話している。

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ペットのメダカ放流か…ラムサール条約湿地に観賞用とみられる個体 福井県の中池見湿地、野生種との交雑恐れ

 国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている福井県敦賀市樫曲の中池見湿地で、野生のメダカとは明らかに異なる体色の個体が見つかった。黒色の色素がなく、観賞用に品種改良されたメダカ「シロメダカ」の可能性がある。同湿地は国内に生息する2種類の一つ、キタノメダカの生息地で、種を定義する基準となる「タイプ標本」の産地に選定されており、野生種との交雑による悪影響が懸念される。

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オオサンショウウオの在来種消えるかも 広島市の川調査、8割が交雑種

 広島市佐伯区の八幡川で、国特別天然記念物のオオサンショウウオと中国原産の外来種の交雑が進んでいる。2022年5月に広島県内で初確認。その後の市の調査で捕獲した8割が交雑種で、専門家は「在来種は消滅の危機にある」と警鐘を鳴らす。交雑種を捕獲して隔離する施設の整備や、他の水系へ生息地を広げないための市民の協力が課題となっている。

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堀が真っ赤に アカウキクサが繁茂 特定外来とみて市が駆除へ 鳥が運んだ?/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市北新町の国史跡・篠山城跡の堀にシダ類の「アカウキクサ」が発生し、一部の堀では一面が真っ赤に染まっている。アカウキクサには在来、外来があるが、ほとんどの場合は外来。さらに特定外来生物に指定されている種類は、拡大を防ぐ観点から法律上、「移動させてはならない」などの禁止事項がある。市は堀のアカウキクサは特定外来の可能性もあると判断。現在、取水口にネットを張るなどして拡大を防ぐ処置をしており、年明けにも駆除作業を開始する。

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