繁殖力が高く生態系に影響を与えるとされる、特定外来生物の「ツマアカスズメバチ」が今月18日、防府市内で見つかったことを受け、環境省は、生息区域を確認するため緊急調査を始めました。
特定外来生物の「ツマアカスズメバチ」は、今月18日、防府市新田で見つかりました。巣の分布を調べ生息区域を確認するため、環境省は発見場所を中心とした半径8キロで、緊急調査に乗り出しました。
「ツマアカスズメバチ」は、本来、東南アジアなどに生息しています。体長はおよそ2センチで、一般的なスズメバチより小さく、背中がより黒っぽいのが特徴です。国内では、2012年に長崎県対馬市で初めて確認されました。本州での確認は防府市が初めてです。繁殖力や危険性が高くミツバチを餌にすることから、生態系や養蜂業などへの影響が心配されています。
ツマアカスズメバチの分布を調べるため、中に乳酸菌飲料の入ったペットボトルを高さ2メートルの位置に仕掛けます。スズメバチは、乳酸菌が発酵した臭いを好むということです。ペットボトルの両側に開けられた穴は直径が1.2センチで、一般的なスズメバチが入れないようになっています。今月29日までに公園や街路樹などに270個を仕掛け、捕獲した数から巣の分布を特定するということです。
環境省中国四国地方環境事務所野生生物課の深田富士雄課長補佐は「どの程度広まっているのかということを調べて、その状況によって今後の駆除計画を立てていきたい」と話していました。環境省では「中にハチが入っている可能性もあり、調査用のペットボトルには触らないでほしい」と呼びかけています。
Posted by jun at 2019年11月30日 08:51 in 外来生物問題