特定外来生物のクビアカツヤカミキリからサクラを守ろうと、群馬県館林市内の小学生のきょうだいが16日までに成虫157匹を捕まえ、撲滅プロジェクトを展開している同市役所に届けた。
◎1匹で50円などの報奨 市内では72人が2900匹以上捕獲
大量捕獲に成功したのは館林九小5年の神藤悠良(ゆら)君と妹で1年の花乃(はなの)さん。2人は両親から市内のサクラが被害に遭っていることを聞き、市民に成虫の駆除を呼び掛けるプロジェクトへの参加を決めた。6月中旬から週末ごとに父親の昌彦さん(48)と一緒に館林高や市保健福祉センターなどに出向き、クビアカツヤカミキリを探している。捕殺数を記録するため、市役所で受け取ったスタンプカードは2枚目に入った。
成虫を探すのは主に悠良君の役割。網で捕まえた後、ペットボトルで作った容器に入れ、殺虫剤で捕殺する作業は昌彦さんに任せている。花乃さんは「生きたまま移動させてはいけない虫」と捕殺の理由を理解し、「サクラの命を守りたい」と一緒に出掛けている。
観察を続けるうちに、2人は晴れて気温が上がると成虫が活発に動き、見つけやすくなることを発見した。悠良君は「館林のサクラを駄目にしたくない。目標は200匹」と話し、夏休みも続ける予定だ。
撲滅プロジェクトは8月30日まで。期間中、捕殺した成虫を市の窓口などに提出すると後日、1匹50円の報奨金か、ペットボトルの清涼飲料水が交付される。今月16日までに市民72人が参加し、捕殺数は2900匹以上という。市の担当者は「暑くなると成虫の発生が増える。多くの人に協力してもらいたい」と呼び掛けている。
Posted by jun at 2019年07月24日 09:15 in 外来生物問題