11月末から名古屋の都心部で相次いで目撃されている「アライグマ」。4日、名古屋市が捕獲に乗り出しワナを仕掛けました。
ワナの設置から一夜、早速子どもとみられる1匹が捕まりました。
仲良く並んで歩くのは2匹のアライグマ。11月29日、名古屋の中心部、中区新栄1丁目に突如現れました。
(記者リポート)
「あ!いまフェンスをよじ登っています」
器用に足を使って、フェンスをよじ登ったり。空のペットボトルを触って転がしたり…。親子とみられるアライグマが少なくとも3匹、確認されていました。
専門学生:
「あそこの茂みのあたりにいました」
女性:「初めてみた、親子で歩いてるの」
警察も駆け付ける騒ぎに。そして、4日…。
(記者リポート)
「こちらの公園の倉庫の壁にアライグマらしきものの足跡がつけられているんですが、その真下にワナが仕掛けられました」
名古屋市は人、特に子どもに危害を加える恐れがあるとして、アライグマが目撃された公園や建設会社の敷地など4カ所に10個のワナを仕掛けました。
(記者リポート)
「エサをとりつけていますねいまくくりつけたのはなんでしょうか?からあげ?」
その中にエサとして、吊りさげられたのは、なんと鳥の「からあげ」。脂っこいものや甘いものを好むアライグマ。表面に黒糖をコーティングした、特製のからあげです。
なごや生物多様性センター・高尾知基主幹:
「脂の匂いに惹かれて寄せ付ける効果もある。いつもこういうエサを使っているので効果も期待できるかと」
この「黒糖からあげ」で、果たしてアライグマを捕まえることができるのでしょうか?
(5日朝・速水里彩キャスター)
「アライグマは目撃されたこちらの公園にはきのう2つのワナが仕掛けられました。一夜明けどうなっているでしょうか?」
アライグマの目撃情報が多く寄せられ、2つの「わな」が仕掛けられたこちらの公園。)管理している人にワナの中を見せてもらいますが…。
(速水キャスター)
「うわ!あ!ビックリした!ネコ、ネコですね。ネコちゃんがひっかかってる。いまアライグマかと思った」
中に入っていたのはアライグマではなくネコ…。つぶらな瞳でこちらを見つめます。さらにもう1つを見ると…。
(速水キャスター)
「あ!あ!またこっちもネコがかかってる!」
中にいたのは、またしてもネコ。あの「黒糖からあげ」は、かじった程度でネコの口には合わなかったようです。さらに先ほどの公園からおよそ400メートル、別のワナが仕掛けられた建設会社の敷地に向かうと…。
(速水キャスター)
「あ、これ!?ちょっとみてもいいですか?いるいるいる!います!アライグマ」
「わな」の中には、子どもとみられる「アライグマ」が!
5日午前6時ごろに従業員が様子を見に来た時には、すでに中にいました。
発見した従業員:
「まさか今日いるとは思わんかった。びっくりしてる。おとなしい、全然暴れもせずに」
気性が荒いと言われているアライグマですが、暴れる気配はなく、じっとしています。観念したのか、それとも親と離れ寂しいのでしょうか。
近所の住民:「捕まってよかったですね」
別の住民:
「かわいそう、どこへ行くのかしら…」
一方、気になるエサの「黒糖からあげ」は、完食していました。実は3日夜、この建設会社には1匹のアライグマが姿を見せていました。捕まったのがこの個体かどうかは分かりませんが、名古屋市は11月末から目撃されていたアライグマ3匹のうちの1匹とみています。
なごや生物多様性センター高尾知基主幹:
「(地元の方から)確度の高い情報をいただいて罠をかけさせていただくことができたというのが今回早い確保につながった。ちょうど親離れをする時期なので、離れて一匹できたのか(他のアライグマが)ここは危ないと思ってしまうと、もう来ないかもしれないので、引き続きかけさせてもらいますけど、やってみないと分からない」
特定外来生物に指定されているアライグマは、その後名古屋市が回収し、今後、殺処分されるということです。名古屋市は、残りのアライグマを捕獲するため、引き続きワナを仕掛け、様子をみることにしています。
Posted by jun at 2018年12月06日 11:05 in 外来生物問題