駿河湾のサクラエビの記録的不漁と、河口部が主な産卵場となっている富士川の濁り具合について、県が25日開始した現地調査は、富士川に合流する早川(山梨県身延町)など県境を越えた上流部でも行った。強い濁りがみられる富士川との合流地点のほか、堆砂が顕著な早川上流の雨畑ダムのダム湖(同県早川町)を視察した。今後は原因特定に向け、山梨県と連携して調査する可能性もある。
県がサクラエビを含む海産物の不漁で、県境を越えて原因を調べるのは初めて。県水産資源課や県水産技術研究所富士養鱒場(富士宮市)の担当者、富士川周辺で水の濁りを調査している芝川漁協(同市)の組合員らは、ダム湖や周囲の山などに加え、早川の上流から富士川に合流するまでの各地点を写真撮影するなどして状況把握に努めた。
富士宮市内の富士川本流と、富士川支流で同市内を流れる稲子川、境川、芝川の3支流の水も採取した。
同漁協の長谷川三男組合長は「ここ15年くらい富士川ではアユが取れず、サクラエビは10年ほど前から不漁と聞いている。川や海の生態に濁りが関係しているのか、県を越えた協力で原因を究明してほしい」と語った。
採水したサンプルは同研究所で分析し、1月以降に判明する見通し。県水産資源課の担当者は「今後のさらなる調査は未定」とした上で「行う可能性が出てくれば山梨県と調整し合同で行うことになるだろう」と話した。
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Posted by jun at 2018年12月26日 09:46 in 自然環境関連, 内水面行政関連