2018年10月03日

外来カミキリ被害拡大 前年度比3倍超 栃木

 国の特定外来生物に指定され、県内で被害拡大が懸念されるクビアカツヤカミキリについて、県が被害調査を実施し、8月までで平成29年度の3倍以上の被害を確認した。被害が出ているのは足利市と佐野市。クビアカツヤカミキリはサクラやモモなどの木を食い荒らし、枯死させるため、農業関係者が頭を悩ませている。県は、積極的な周知で生態の把握に努め、防除対策を徹底する。(楠城泰介)

 県自然環境課によると、今年4〜8月に、クビアカツヤカミキリの食害を示す、糞(ふん)と木くずが外に出ている樹木を調査。足利、佐野両市内で計678本(29年度220本)の樹木で被害を確認した。内訳は、モモ517本(212本)▽サクラ106本(6本)▽ウメ25本(1本)▽ハナモモなど17本(1本)▽スモモ・プラム13本(なし)。

 モモ園での被害が特に多いが、モモ園以外でも、29年度は成虫8匹、今年度は既に37匹を確認している。

 クビアカツヤカミキリの原産地は中国やベトナム北部。関東地方では埼玉県、群馬県などでも確認されている。同課は「周知効果で通報が増えていることを差し引いても被害は拡大傾向にある。県内南部から北に広がりつつある」と警鐘を鳴らす。

 ただ、防除対策は、幼虫のいる樹木の穴に薬剤を注入することや、ネットをかぶせて成虫を捕殺するなどの方法に限られるため、クビアカツヤカミキリの特定が欠かせない。同課は「多くの人の目で、木くずなどが樹木から出ていないかを確認してもらい、通報してほしい。早期の防除対策で封じ込みを図りたい」としている。

+Yahoo!ニュース-関東-産経新聞

Posted by jun at 2018年10月03日 08:49 in 外来生物問題

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