2018年08月06日

東京都内で被害が深刻 アライグマの駆除に密着!

 近年、東京都内でアライグマの増殖が問題になっています。アライグマは畑の農作物を荒らすだけでなく、住宅にすみ着いて建物を傷めるなどの被害を及ぼすため、幾つかの自治体は駆除に力を入れ始めています。

 アライグマは特定外来生物に指定され、生態系に大きな影響を及ぼす「害獣」とされています。東京都によりますと、2001年ごろからアライグマやハクビシンの目撃情報が増加し、2013年には本格的な対策が取りまとめられました。現在は都内全域で1年間に600件もの捕獲が行われています。

 町田市の閑静な住宅街でもアライグマの被害が相次いでいます。町田市でも「家にすみ着いている」「庭を荒らす」といったアライグマなどの害獣による被害が年間100件ほど報告されていて、6月から市を挙げて駆除に乗り出しました。

 市内にある築40年の住宅も、天井裏にアライグマがすみ着き、騒音に悩まされているといいます。住民は「深夜1時ぐらいに、人間が入ってきたかと思うほどのドスンという音がした。夜中から明け方まで暴れている時もある」と話します。この家では先週、アライグマを1匹駆除したものの、もう1匹潜んでいるようです。市民からの通報を受けて、市が業者に駆除を依頼し、天井裏で格闘することおよそ1時間で、子どものアライグマが捕まえられました。前回捕まえたアライグマの子どものようで、まだ生後1カ月ほどです。

 アライグマは愛らしい見た目とは裏腹に、成長すると住宅や畑を荒らすようになるといいます。なぜ住宅地にアライグマが現れるようになったのでしょうか。アライグマなど哺乳類の生態に詳しい玉川大学農学部の関義和助教は「森林地帯ではどんどん数が増えていて、町田市での捕獲数も増えている。市街地に出てくるアライグマの数は増えている印象」といいます。そして、町田市に農地が多いことが増殖の一因になっているのではないかと推測しています。関助教は「町田市は農地が多いので、作物自体が餌になってしまったり、商品にならない作物を捨てたものが餌資源になったりする。餌場があることから市街地に出てくることが考えられる」と指摘します。

 町田市は住宅街での増殖を防ぐために、アライグマの餌となるペットフードや生ごみを屋外に放置しないよう呼び掛けています。

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Posted by jun at 2018年08月06日 10:24 in 外来生物問題

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