千葉県は7月31日、成田空港の貨物エリアで見つかったアリ約160匹が、毒性の強い特定外来生物「ヒアリ」だったと発表した。県内でのヒアリの確認は初めてで、全て殺虫処理した。成田国際空港会社(NAA)などが空港内に粘着トラップを仕掛け、ほかにヒアリがいないか調査している。
県自然保護課によると、ヒアリが見つかったのは米国から空輸された貨物に敷かれていた木製の板で、29日に成田空港に到着。荷下ろしした事業者が生きている約10匹を見つけ、殺虫処分するとともに関東地方環境事務局に通報。同事務所職員と事業者が敷板を調査したところ、さらに約170匹が見つかった。31日、専門家の調査で約160匹がヒアリの働きアリと判明。残る約20匹は羽アリで、種は現在調査中という。
敷板の移動経路は全て目視で確認し、ほかにアリは見つかっていないが、NAAが経路にトラップを仕掛けて調査している。
ヒアリは小型ほ乳類を集団で捕食するほど攻撃的で、人が刺されると強い毒による痛みや発熱、じんましんなどの症状が現れる。アレルギー性のショックで死亡した事例もあるという。県はホームページにヒアリの特徴や刺された場合の対処、通報先などを掲載し、注意喚起している。
国内でのヒアリは昨年6月に初めて見つかってから、7月31日現在で13都府県、32事例目。
Posted by jun at 2018年08月08日 10:15 in 外来生物問題