2018年06月07日

きれいな花だけど…特定外来生物です オオキンケイギク 群馬県が栽培や運搬禁止呼び掛け

 初夏に鮮やかな黄色い花が咲くオオキンケイギクを繁茂させないように、群馬県が注意を呼び掛けている。繁殖力が強くて育ちやすく、かつては工事ののり面緑化に使用されていたが、2006年に外来生物法に基づき「特定外来生物」に指定され、栽培や運搬などが禁止されている。身近な道路沿いや河川敷に咲き、知らずに持ち帰ってしまう人もおり、県はホームページなどで周知を図っている。

◎禁止行為は3年以下の懲役または300万円以下の罰金

 オオキンケイギクは北米原産の多年草。高さ30〜70センチの茎が束になって伸び、直径5〜7センチの黄色い花が咲く。荒れ地でも育つため、のり面の緑化で活用されるうちに野生化した。現在は県内全域で生息が確認されている。

 繁殖力が非常に強く、日本固有の植物を排除しながら生息範囲を広げている。生態系に悪影響を及ぼすことが分かったため、環境省が06年2月に特定外来生物に指定した。

 外来生物法では栽培や運搬などの行為を禁止しており、3年以下の懲役または300万円以下の罰金といった罰則を設けている。

 県内ではかつて、この花の群生地が撮影スポットや観賞場所になったこともあった。特定外来生物に指定以降、道路などを管理する自治体や地域住民が除草に取り組んでいる。

 家庭向けに園芸用の種が販売されていた時期もあり、現在も特定外来生物の指定を知らずに栽培している可能性があるという。

 県自然環境課は、知らずに栽培していた場合の対処法を紹介している。根から引き抜いてビニール袋などに密閉した後、2〜3日天日干しして枯れさせた上で、燃えるごみとして処分することを推奨している。地域活動で大量に除草し処分する際には、あらかじめ同省に問い合わせてほしいとしている。

 同課は植えたり種をまいたりするだけでなく、保管や運搬も禁止されていると指摘し、「きれいな花だが、扱いを気を付けてほしい」と呼び掛けている。

+Yahoo!ニュース-関東-上毛新聞

Posted by jun at 2018年06月07日 10:51 in 外来生物問題

mark-aa.jpg