2017年11月20日

奥入瀬渓流・石ケ戸休憩所付近に外来植物 強い繁殖力、植生脅かす恐れも

 青森県の十和田八幡平国立公園・奥入瀬渓流の石ケ戸休憩所付近に、セイヨウタンポポなどの外来植物が生育していることが、16日までに確認された。外来植物は繁殖力が高く、本来の植生を脅かす危険性や、景観への影響が懸念される。

 現場は、国道102号を挟んだ休憩所向かい側ののり面で、セイヨウタンポポやヒメジョオン、イヌホオズキなどが見つかった。定着してさらに広がると、もともとの植生を脅かす恐れがある。

 青森県上北地域県民局道路施設課によると、現場は土砂崩れのため、2015年に復旧工事を実施した場所。新たに生えた植物が根を張らせることで土砂が流れ出るのを防ぐため、土を吹き付けて、種子の根付きを良くする施工を行ったという。

 十和田市の自然保護団体「八甲田・十和田を愛する会」の久末正明代表が今月9日、抜き取り作業を実施。現場が急斜面で金網が張られていることから、「駆除が非常に困難で面積も広い。放っておくと種子が飛び、他の場所にも広がってしまう」とした上で、「土を吹き付けているため、外来植物が出やすい環境になっている」と指摘した。

 環境省十和田八幡平国立公園管理事務所は原因について、国道の通行車両に付着した外来植物の種子が飛来して根付いた―などの可能性を挙げた。今後の対応については「検討中」としている。

+Yahoo!ニュース-北海道・東北-デーリー東北新聞社

Posted by jun at 2017年11月20日 10:58 in 外来生物問題

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