環境省は4日、大阪南港(大阪市住之江区)で、強い毒を持つ「ヒアリ」の女王アリとみられる死骸を1体見つけたと発表した。これまでに神戸港などで見つかったヒアリはいずれも働きアリで、女王アリと確認されれば国内で初めてとなる。ヒアリの女王アリは1日に2000〜3000個の卵を産むとされ、現地で定着して繁殖していた可能性がある。
大阪南港では、別の特定外来生物のアカカミアリが見つかったため、6月末に周辺を駆除したところ、3日にコンクリートの割れ目などからヒアリとみられる死骸約50体を回収した。そのうちの1体は形状などから女王アリとみられ、分析を進めている。体長は約1センチ(働きアリは2.5〜6ミリ)。
ヒアリは、ブラジルやアルゼンチンなど南米中部の内陸部が原産地の特定外来生物。これまでに兵庫県尼崎市と神戸港、名古屋港で働きアリが確認されている。雑食性で、何度も刺す強い攻撃性を備えている。【伊藤奈々恵、五十嵐和大】
Posted by jun at 2017年07月05日 10:53 in 外来生物問題