2017年07月05日

外来生物放さないで! 神戸市が禁止条例制定へ

 ミシシッピアカミミガメやアリゲーターガーなど、日本の生態系に深刻な影響を及ぼすとされながら、国の特定外来生物に指定されていない外来種による被害を防ぐため、神戸市はこうした外来種を指定し、自然に放つことなどを禁止する条例の素案を公表した。来年4月の施行を目指し、7月28日まで市民の意見を募集する。

 市が制定に乗り出したのは「生物多様性保全条例」で、外来種の被害防止のほか、希少野生動植物種の保全、市民との協働による生物多様性保全活動の推進なども定める。これらの全てを一つの条例で定めた条例制定は、全国の政令市で初になるという。

 外来種の被害防止は、明石市が2014年に県内で初めて条例化し、アカミミガメを「指定外来種」として自然に放つことを禁止し、市長の中止命令に違反した者に罰金30万円を科している。神戸市も指定外来種を放つことを禁止し、市長の中止命令に従わない場合は氏名を公表する。

 アカミミガメは市内の川や池などで繁殖しており、神戸市は明石市と共同で防除などに取り組んでいる。アリゲーターガーは市内では確認されていないが、市は「1匹でも自然に放たれると生態系への被害が大きく、予防する必要がある」とする。

 神戸市の条例素案ではこのほか、指定外来種を飼う場合の脱走防止義務、緑化での外来種植物の使用制限、希少野生動植物種のみだりな捕獲、殺傷、採取の禁止や、生物多様性保全活動に取り組む市民への支援なども盛り込む。素案は市ホームページで閲覧できる。(森本尚樹)

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Posted by jun at 2017年07月05日 10:45 in 外来生物問題

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