アユの稚魚ヒウオ(氷魚)の漁獲量が平年に比べ激減している問題で、滋賀県は4月をめどにアユの生息状況を見極め、必要があれば秋に親魚の放流量を増やし、来シーズンの資源量確保を図る方針を示した。ブラックバスなど外来魚の駆除目標は4年ぶりに増加させるとした。
今季のヒウオの漁獲は例年並みだった昨季の3分の1(1月末現在)にとどまっている。県は現状を「かつてない極端な不漁」とし、資源量が減っているのか、成長が遅れているだけなのか、調査を通じて判断する。減っている場合は養殖業者にも協力を求め、産卵前の親魚を平年より多く川に放流するとした。県議会の佐野高典議員(自民)の一般質問に答えた。
県によると、2月の魚群の調査では、1月同様に平年の2割以下の60群しか確認できなかった。ただ、沖合での臨時調査では76群が確認され、県は「今季は産卵のピークが遅かったためまだ小さく、群れをつくっている過程ではないか」とみている。
外来魚対策の質問には、2013年度以降、水草の異常繁茂で駆除作業が難航していることや、少雨で魚の活動がにぶったことなどから目標の駆除量を下回っていると説明。生息数が増えているとみて、来年度の目標量を350トンと本年度の245トンから引き上げるとした。近年の駆除目標は13年度に315トンから350トンに引き上げ、15年度には245トンに下げていた。