2017年02月07日

川に大量のブラックバス ビワマス復活へ異例の駆除 滋賀

 地元市民団体が琵琶湖の固有種ビワマスの復活を目指している滋賀県野洲市の家棟川の支流で、大量のブラックバスの生息が確認された。市民団体は在来種を守るため、電気ショックによる捕獲など、河川では異例の駆除対策に乗り出した。

 生息が確認されたのは、童子川と中ノ池川の合流点(同市永原)。NPO法人「家棟川流域観光船」や県、市などでつくるプロジェクトチームの生態調査で、昨年9月に体長約5センチの約30匹が見つかり、捕獲した。
 同チームはビワマスのための魚道や産卵床づくりに取り組み、昨年3月には初めて稚魚が確認されるなど成果をあげている。ブラックバスはそれまでの調査でも見つかっていたが、同法人顧問の北出肇さん(76)=同市堤=は「これほど大量に見つかったのは初めて」と話す。
 稚魚が確認された場所のすぐ近くだったため、同チームは昨年12月、琵琶湖や内湖で水中に電気を流してブラックバスを捕獲する「電気ショッカー」を、県の許可を得て初めて河川で使用した。約1時間で体長約10センチのブラックバス1匹が捕まっただけだったが、ビワマスの稚魚がふ化する春先にも投網を使った駆除を行う。
 メンバーで琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の佐藤祐一主任研究員は「家棟川にはビワマス以外にも多くの在来種がおり、生態系に影響を及ぼしかねない」と危惧する。北出さんは「川周辺を見回ってビワマスを密漁する人を減らしてきたのに悩みの種が増えた。大切な稚魚を守らないといけない」と話している。

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Posted by jun at 2017年02月07日 08:38 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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