2016年12月06日

外来種・カワヒバリガイ、利根川水系から侵入か 那珂川水系で初確認 茨城

 霞ケ浦など利根川水系で農業施設などに被害を生じさせている特定外来生物「カワヒバリガイ」が、那珂川水系で初めて見つかったことが、農業・食品産業技術総合研究機構(つくば市、農研機構)の伊藤健二上級研究員らの調査で分かった。利根川水系から管水路などの水利施設を経由して侵入したとみられる。(篠崎理)

 カワヒバリガイは淡水に生息する、中国や朝鮮半島を原産とする二枚貝。約3センチの大きさに成長する。毒性はないが、増殖したり死んだりした殻が農業用パイプを詰まらせるなど、生態系や人の暮らしにも影響を与える。

 国内では揖斐(いび)川(岐阜県など)で初めて見つかり、県内では平成17年に霞ケ浦で生息を確認後、利根川水系の広範囲で発見した。那珂川水系では26年までの調査で確認されず、今回初めて笠間市の貯水池で見つかった。

 利根川、那珂川両水系は河川による水路のつながりはない。だが、那珂川水系の一部地域では、管水路などを経て霞ケ浦の水を利用している。このため、農研機構は、このルートでカワヒバリガイが那珂川水系に侵入したとみている。発見箇所や繁殖数が少ないことなどから、侵入は初期段階にあるという。

 農研機構は現在、貯水路の水を抜くなどの対策を進めているほか、生息分布の把握に努めている。伊藤上級研究員は「水利施設などの関係機関と連携を深めたい」と話している。

+Yahoo!ニュース-関東-産経新聞

Posted by jun at 2016年12月06日 10:25 in 外来生物問題

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