横浜市は、市内を流れる6水系の河川に生息する生物の調査結果をまとめた。1973年の調査開始以来、最多となる439種が確認された。市外上流部で生息していた生物が市内下流部でも見つかるなど水質改善の効果が見られた。一方、外来種は増加傾向にあり、市は競合による在来種への影響を懸念している。
市環境科学研究所が2014年12月から昨年10月にかけ、冬季、夏季に分けて魚類、底生動物、水草、付着藻類の生息状況を調べた。結果によると、439種類のうち環境省などが絶滅の恐れのある野生生物に指定している35種類が確認された。水草のセキショウモは市内の鶴見川水系で初めて確認された。
一方、外来種は44種類。特に流域が広い鶴見川水系や境川水系の生息が多かった。底生動物のカワリヌマエビ属は分布を急速に広げており、鶴見川水系の調査地点(緑区三保町)では在来種のヌカエビが確認されなかった。両者は生態や生息環境がよく似ていることから、競合していることが推測されるという。
市担当者は「増加している外来種が河川に与える影響は大きく注視する必要がある。今回の結果を市の施策に反映させたい」としている。
Posted by jun at 2016年10月24日 13:17 in 外来生物問題, 自然環境関連