2016年09月03日

<アライグマ>捕獲急増 四日市で昨年度100頭超

 農作物などを荒らす特定外来生物のアライグマの三重県四日市市内での捕獲数が、昨年度に急増し100頭を超えたことが分かった。捕獲地域は市内のほぼ全域にわたり、最近では市役所近辺の市街地にも出没しており、さまざまな被害が広がる傾向にある。【佐野裕】

 市環境保全課によると、2012年度のアライグマの通報件数は25件あり、2頭を捕獲した。13年度は通報36件・捕獲2頭、14年度は通報54件・捕獲15頭と年々増えていた。15年度には通報117件、捕獲113頭といずれも3桁になった。

 もともとペットとして飼われていたアライグマが、飼い主に捨てられた後に繁殖したらしい。15年度の急増について、同課は▽アライグマの市街地での適応能力が高まった▽目撃情報の提供を呼びかけるチラシの配布効果−−を要因に挙げる。

 15年度の市内各地区の捕獲状況は、下野地区30件、桜地区19件、大矢知地区15件、三重地区10件など。市役所付近でも3頭が捕獲された。

 急増に伴い、金魚や屋外に置いた猫用ペットフード、家庭菜園の野菜などが食べられる食害が24件、自宅や空き家などへの住み着きが18件などの被害が出ている。件数が多い下野地区について、同課の担当者は「朝明川が近くを流れていることや、廃屋や神社の森など住み着きやすい環境があるのでは」と推測している。

 アライグマの目撃時間帯は夕方から夜が多く、空き家や人家の軒下に住み着き、水路を伝って移動しているとみられている。捕獲用のおりを設置するには関連の免許が必要で、同課は30基のおりを保有しているが、返却待ちになる時もあるという。

 同課の担当者は「凶暴な性格で歯とツメが鋭いので、見かけても近寄らないで通報してほしい」と注意を呼びかけている。

+Yahoo!ニュース-IT・国内-毎日新聞

Posted by jun at 2016年09月03日 11:43 in 外来生物問題

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