2016年08月27日

外来ガメ駆除でオニバス復活 兵庫・播磨町のため池

 絶滅の恐れがある水生植物「オニバス」が、兵庫県播磨町大中のため池「狐狸(こり)ケ池」で確認された。同池では数年前から姿を消していたが、町の調査で今月上旬に11株を発見。夏の青空の下、水面に大きな葉を広げている。

 オニバスはスイレン科の一年草で、大きいものは葉が直径2メートル以上にもなる。県内では東播磨地域の一部のため池などで見られるが、近年は水辺環境の悪化などで減少。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されている。

 狐狸ケ池では2007年、隣接する県立考古博物館の開館を前にした池底工事の影響からか、数十年ぶりに復活した。11年ごろまでは観察会が実施されるなど生育が確認されていたが、その後は再び見られなくなっていた。

 そんな中、町では、池に大量繁殖していた外来種のミシシッピアカミミガメに注目。生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されるため、15年度から捕獲調査を始めた。同年度に253匹を捕まえると、今年夏にオニバスが再び姿を現した。

 町の担当者は「オニバスの復活は、水質や天候以外にも、カメの生息密度が低くなったことも要因の一つと考えられる」と推測。さらに「地元の大中水利組合などと協力しながら、今後も環境整備を考えていきたい」としている。(辰巳直之)

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Posted by jun at 2016年08月27日 15:32 in 外来生物問題

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