環境省は14日、輸入や販売などが禁止される「特定外来生物」に、世界最大級の肉食魚「アリゲーターガー」を含むガー科の魚や、台湾などが原産の「ハナガメ」など22種類を追加指定すると発表した。ハナガメなど21種類は今年9月から、ガー科の魚は飼育者が多く周知を徹底するため、2018年4月から規制対象となる見通し。今回分を含めれば、特定外来生物は計132種類となる。
特定外来生物に指定されると、すでにペットとして飼育している場合も許可を得る必要があり、新たな繁殖はできなくなる。今回の指定は、国内ではまだ定着していないものの、在来種と交雑して遺伝子をかく乱する恐れがあるなどとして予防的に選定した。
アリゲーターガーはワニに似た北米原産の淡水魚でペットとして人気があり、東京や神奈川を流れる多摩川や、琵琶湖など全国各地で捕獲例がある。ハナガメは中国で大量に養殖され、安価に輸入されているという。国内の一部で在来のニホンイシガメとの交雑が確認されており、本格的な流入に歯止めをかける狙いがある。【渡辺諒】
◇追加指定される特定外来生物
<爬虫(はちゅう)類>
ハナガメ及びその交雑種
スインホーキノボリトカゲ
<両生類>
ジョンストンコヤスガエル
オンシツガエル
アジアジムグリガエル
ヘリグロヒキガエル
<魚類>
ブラウンブルヘッド
フラットヘッドキャットフィッシュ
ホワイトパーチ
ラッフ
ラウンドゴビー
ヨーロッパナマズ
パイク科及びその交雑種
ガンブシア・ホルブローキ
ナイルパーチ
オオタナゴ
コウライギギ
ガー科及びその交雑種※
<植物>
ビーチグラス
ツルヒヨドリ
ナガエモウセンゴケ
エフクレタヌキモ
※は2018年4月から、その他は今年9月から規制対象予定
Posted by jun at 2016年03月16日 08:57 in 外来生物問題