2015年09月15日

<ツマアカスズメバチ>巣と個体 北九州市で確認

 ◇侵入ルートは対馬からか、韓国から船か 本州に拡大の恐れ
 環境省は11日、国内で長崎県対馬市だけで生息が確認されていた特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の巣と個体を、北九州市で確認したと発表した。対馬市以外での生息確認は初めて。侵入ルートは不明だが、対馬市から以外にも、韓国から船で入ってきた可能性もあるという。今後、本州に拡大する恐れがあり、発見場所周辺で調査を進めるという。

 環境省によると、ツマアカスズメバチは中国や東南アジアが原産で、体長2〜3センチ、体は黒っぽく腹の先がオレンジ色。ミツバチなどの昆虫を食べ、繁殖力が非常に強いため、韓国や欧州ではミツバチや在来種が減るなど生態系への影響が指摘されている。対馬市では2012年に確認され、北部ではツマアカスズメバチが在来種よりも多くなる傾向があるという。日本は今年、外来生物法に基づき飼育と輸入を原則禁止する特定外来生物に指定し、本格的な駆除を始めたところだった。

 北九州市で見つかった巣は、8月下旬に市の浄化センター内の木(高さ7メートル地点)にあった。9月に業者が駆除したハチと巣を調べたところ、ツマアカスズメバチと判明した。環境省は今後、周辺自治体や駆除業者から情報を集めるとともに、韓国・釜山港と船の往来がある博多港や下関港などで、わなによるスズメバチの捕獲調査も実施する。

 環境省外来生物対策室の担当者は「ツマアカスズメバチは人への攻撃性が特別強いわけではないが、生態系への影響は大きく、拡大をいち早く食い止めたい」と話す。【渡辺諒】

+Yahoo!ニュース-ライフ-毎日新聞

Posted by jun at 2015年09月15日 13:26 in 外来生物問題

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