2015年07月01日

琵琶湖に異常繁殖、亜種の可能性 外来水草駆除に光

 琵琶湖の南湖を中心に異常繁殖している外来種の水草・オオバナミズキンバイについて、滋賀県立大の大学院生がウスゲオオバナミズキンバイの亜種である可能性が高いとする調査結果をまとめた。ウスゲは欧州で古くから生態の研究が進んでおり、「琵琶湖での効果的な駆除に欧州の研究成果が応用できるのではないか」と期待している。

 調査したのは、外来種生植物の研究に取り組む近江ウエットランド研究会のメンバーで滋賀県立大環境科学研究所の稗田真也さん(22)。琵琶湖で異常繁殖している集団はこれまで、オオバナミズキンバイの亜種と考えられていたが、稗田さんは正確な亜種の分類に取り組んだ。
 兵庫県加西市や和歌山県日高川町に繁茂しているオオバナミズキンバイの亜種と染色体数やDNA量を比較すると、数や量が異なっていることが分かった。国内では鹿児島県大隅半島の河川などに繁茂するウスゲオオバナミズキンバイの亜種と一致した。
 ウスゲもオオバナミズキンバイと同種で、北米南部や南米が原産とされている。ともに、ちぎれた茎からも再生するなど繁殖力が強く、駆除には早期の刈り取りが効果的という。
 ウスゲは1800年代から欧州に園芸種として持ち込まれ、種子の発芽率や水中の浮遊時間などといった生態研究が早くから進んでいるという。
 稗田さんは「欧州でもウスゲは外来種として駆除対象になっている。欧州の研究を琵琶湖に当てはめて新たな駆除方法の考案などに役立てられる可能性が広がった」と話している。

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Posted by jun at 2015年07月01日 12:24 in 外来生物問題

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