2015年03月26日

<絶滅危惧種の海鳥>世界初 小笠原諸島で営巣確認

 2012年に約20年ぶりに生息が確認された絶滅危惧種の海鳥「オガサワラヒメミズナギドリ」が、小笠原諸島(東京都)で繁殖していることを確認したと、森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが24日発表した。営巣地が確認されたのは世界初。

 オガサワラヒメミズナギドリは体長27〜30センチ、1991年にミッドウェー諸島で観察されたのを最後に絶滅したとみられていた。この鳥と、97〜11年に小笠原で見つかった海鳥の特徴が一致していたことからDNA鑑定を実施。その結果、12年に同種と特定され、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に指定された。

 研究チームは、小笠原諸島の複数の無人島に夜間上陸し、特徴のある甲高い鳴き声を頼りに探したところ、2月25〜26日、父島の東約3キロにある東島で10羽の生息を確認した。うち1羽は巣の中で卵を抱いていた。

 同研究所の川上和人主任研究員は「見つかったのは約3ヘクタールを調べて10羽のみで、生息する個体数は極めて少ないと考えられる。他の島でも生き残っている可能性があり、ネズミや外来植物を駆除し、絶滅の危機を回避する必要がある」と話す。【相良美成】

+Yahoo!ニュース-国内-毎日新聞

Posted by jun at 2015年03月26日 14:17 in 外来生物問題, 自然環境関連

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