琵琶湖で駆除したブラックバスの骨格標本を組み込んだボールペンなどを京都大発ベンチャー「エーアンドゼット」(京都市伏見区)がこのほど商品化した。赤や青に着色した骨格の造形美を手軽に観察できる。
ボールペンは、透明な柄の部分に2〜3センチ大のブラックバスの稚魚の骨格標本を粘り気のある透明の液体とともに封入した。他にアユの稚魚のボールペンや、ブラックバスなどの骨格標本の瓶詰めも作った。全て駆除や養殖の際に死んだ魚を使っている。
同社は、京大農学研究科の研究者らのグループとともに、動物の骨格標本の製造技術を開発。他の魚や動物でも樹脂で固めた理科教材や置物、アクセサリーの商品化を予定している。
ボールペンは1500円(税別)で、京大百周年時計台記念館(左京区)の売店などで販売。売り上げの一部を滋賀県の外来魚駆除事業に寄付することも検討する。同社は「子どもたちの生き物への関心を高めるとともに、生態系の保全に貢献したい」としている。