2014年09月08日

滋賀知事、30年の実績発信 世界湖沼会議、伊で開幕

 【ペルージャ(イタリア)滋賀本社】世界の湖沼が抱える課題の解決策を各国の研究機関や行政、市民団体からの参加者が話し合う「第15回世界湖沼会議」が1日、イタリア中部のペルージャで開幕した。開会式では主催者に続いて滋賀県の三日月大造知事があいさつし、30年前に滋賀から始まった同会議の意義を語りながら、「一緒に湖沼を守りましょう」と呼びかけた。

 国際湖沼環境委員会(ILEC、草津市)と現地の学者でつくる「ウンブリア科学ミーティング委員会」の主催で、テーマは「湖沼は地球の鏡」。会期の5日間で約40カ国から約500人の参加が見込まれている。開会式で三日月知事は、琵琶湖保全の粉せっけん運動をスライドで紹介し、「研究者、市民、行政がスクラムを組んで湖沼問題に取り組んだ。湖沼会議のコンセプトの象徴だった」と紹介した。外来魚や水草の増加など新たな課題、流域治水推進条例に触れた上で、「人のつながりを広めることが湖沼保全のかぎになる」と強調した。会場のペルージャ大や地元政府の関係者もあいさつした。
 続いて国連教育科学文化機関(ユネスコ)水教育研究所のアンドラス・シェロシ・ナジ所長が基調講演し、世界の人口増加や日本を含む各地の水害などの事象を踏まえ、国連でも湖沼を含む水問題の議論が重要性を増していると指摘。「水の持続可能性を確保しない限り、人間の持続可能性は確保されない」と語った。
 5日まで36の分科会や現地のトラジメノ湖の視察などが予定されており、県内からは高島市と守山市の市民団体が参加して活動を紹介する。最終日に成果をまとめた「ペルージャ宣言」を採択する予定。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2014年09月08日 11:02 in 外来生物問題, 各種イベント, 自然環境関連

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