2014年04月24日

北米漂着の震災がれき、生態系への影響調査へ

 環境省は、東日本大震災の津波でがれきに付着するなどして北米大陸に流れ着いた貝類や藻類が生態系へ与える影響について、6月にも調査を始める。

 米国やカナダの科学者と一緒に3年間かけて行う。漂着は今春から秋にかけて本格化する。動植物が津波によって「外来種」として悪影響を及ぼす可能性を探り、国内外での対策などに役立てたい考えだ。

 環境省の推計によると、東日本大震災の津波で海に流れ出た家屋や車などは約500万トン。このうち海底に沈まず漂流している木くずや漁具などは約150万トンに上る。海流の影響で、漂着は米オレゴン州からアラスカにかけて集中しているが、多くは海岸に放置されたままだ。今年10月までに約40万トンが漂着すると予想されている。

 漂着した漁具などには、日本近海などに生息し、北米にはいないとされるエボシガイなどが付着しているケースが多いという。青森県三沢市から米オレゴン州に漂着した長さ約20メートルの浮桟橋には100種以上の生物が付着。米国で生息していないワカメや貝などがあり、生態系変化を懸念した州政府に焼却されるなどした。米ワシントン州では、岩手県陸前高田市から流れ着いた漁船内で日本近海に生息するイシダイが生きたまま見つかった例もあった。

+Yahoo!ニュース-社会-読売新聞

Posted by jun at 2014年04月24日 15:45 in 外来生物問題

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