2013年11月09日

「外来生物 放さないで」 アフリカツメガエル10匹釣り上げる

 和歌山県田辺市新庄町の新庄第二小学校6年生は6日、地元の鳥ノ巣地区の池で繁殖している外来生物アフリカツメガエル10匹を釣り上げた。在来の生物への影響が懸念されている種で、児童は生態について学んでおり「外来生物を自然に放さないでほしい」と話している。

 アフリカツメガエルはアフリカ中南部が原産地で、環境省の要注意外来生物リストに指定されている。競合や捕食により在来の水生動物が被害を受ける可能性などがある。体長は10センチ前後。

 6年生は地域で気になることを出し合い、テーマごとに4グループに分かれて学習を進めている。アフリカツメガエルのグループは、このカエルが本来鳥ノ巣地区にすんでいる生物のすみかを奪っていることを知り、生態について調べている。

 これまで田辺市稲成町のふるさと自然公園センター専門委員から、日本のカエルとの違いや成長過程、いつから鳥ノ巣地区で確認されているかなどを学んできた。アフリカツメガエル釣りは池の所有者の許可を得て取り組んだ。6日は10月中旬に続く2回目。1回目は鶏肉を餌に3匹釣り、持ち帰って観察。2回目は鶏肉の他にも牛肉や豚肉、ヤゴなどを餌に釣った。

 アフリカツメガエルの学習グループのほかは、新庄総合公園の魅力や整備▽地元で発見された弥生時代の人骨▽戦時中の壕(ごう)について調べている。学習発表などがある10日の「新二まつり」で紹介する。3学期にはパンフレットにまとめ、他の学年に配りたいという。

 森岡駿介君(12)は「発表やパンフレットでは外来の生物を自然に放さないで、飼うときはきちんと管理してほしいと伝えたい」、ふるさと自然公園センター専門委員の玉井済夫さん(74)は「外来種がいること、その影響を啓発してもらえたらうれしい」と話している。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2013年11月09日 10:26 in 外来生物問題

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