台湾紙・聯合報によると、外来種である「日本のネナシカズラ」が台湾の植物生態系に深刻な危害をもたらしている。22日付で中国新聞網が伝えた。
ネナシカズラは他の植物に蛇のようにしっかりと絡みつき、吸盤のような寄生根からその植物から養分を吸い取って成長する。台湾ではすでに300種以上の植物が被害に遭っており、「まるで吸血鬼のようだ」と専門家も恐れをなしている。
業界関係者が数年前、林業当局に「ネナシカズラの侵入」に注意を向けるよう呼びかけたが、「被害はそこまで深刻ではない」と却下された。業界関係者は「全面的に拡散してからでは、遅いのに!」と憤慨する。
2004年に発見された時は繁殖場所はわずか2カ所だったが、現在は数百を超える植物に“寄生”しているのが確認されている。台湾静宜大学生態研究所の楊国禎副教授は「台湾中部の海抜が低い原生林で比較的多く確認されている。台湾の気候に完全に慣れるのも時間の問題だ」と指摘している。
ネナシカズラが台湾でこれほど拡散した原因について、台湾成功大学の講師、廖国氏は、「滋養強壮に効くと多くの市民があちこちで栽培したことが大きな原因」だと指摘。「最初は台湾中部の山地でしか見られなかったが、今は台北、新竹、苗栗、彰化、雲林などでも群生している」と危機感を募らせている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
Posted by jun at 2013年10月28日 16:04 in 外来生物問題