【久恒勇造】鹿児島県の南端にある与論島で、これまでに島での生息が確認されていなかった3種の爬虫(はちゅう)類の骨が初めて見つかったことがわかった。3種は島で現在、生息していない。ネズミを駆除するため、島に持ち込まれたイタチが捕食したとみられ、研究者は外来生物による絶滅を示す例として注目している。
琉球大の中村泰之・博士研究員、岡山理科大の高橋亮雄(あきお)専任講師、兵庫県立大の太田英利教授によると、3種は、ヘリグロヒメトカゲ、クロイワトカゲモドキ、ヤモリ属の一種。この3種を含め、与論島で現在生息していないキノボリトカゲなど爬虫類6種の骨が、2007年12月と11年11月、与論町朝戸の19世紀以降とみられる堆積(たいせき)層から収集され、見つかった。
6種は、奄美・琉球諸島のほかの島には分布するが、現在の与論島ではまったく見られないという。1950年代に放されたニホンイタチが捕食し、絶滅したと考えられるといい、高橋さんは「外来生物を島に持ち込む危険性を示している」と話している。
Posted by jun at 2013年07月25日 15:00 in 外来生物問題