JAふじかわは農家の高齢化によって増える休耕田活用策として、平成21年度に試験的に着手したコイ科の「ホンモロコ」養殖を本格化するため25年度から増産態勢を整えることにした。販売促進に向け、23日には笛吹市石和町のホテルで商品名「ふじかわもろこ」と命名した横内正明知事らを招き、高級食材をアピールする試食会を開催した。
試験養殖は富士川町平林地区の休耕田計5アールで、県水産技術センターから種苗提供を受け行われている。昨年は100キロを生産し、試食会が開かれたホテル慶山のほか甲府市や昭和町のレストランやホテルに出荷。試験段階であり、成魚(体長6〜7センチ)価格は1キロ2千円。JAふじかわの野田仁経済部長によると、本格生産を始めるため、今後5年間で参入組合員を10人以上確保して、年間2トンの生産を目標としている。付加価値の高い子持ちモロコの開発も進め、1キロ3千円程度の価格アップを見込む。
試食会では香り揚げ、山椒(さんしょう)のつくだ煮、天ぷら、柳川鍋、南蛮漬けなど11種類が提供された。横内知事は「淡水魚の臭みがなく、淡泊な味わいは甲州ワインに合う。地域経済活性化につながる」とエールを送った。ホンモロコは琵琶湖の固有種だったが、長野県・諏訪湖や東京都・奥多摩湖などに移植された。琵琶湖で生産量が落ち、価格が高騰し高級食材となっている。
Posted by jun at 2013年04月03日 17:31 in 魚&水棲生物