北陸新幹線敦賀までの県内区間のルート上にあって生態系への影響が懸念されているラムサール条約登録地の「中池見湿地」(敦賀市樫曲)について、日本生態学会は総会を開き、詳細な環境影響評価調査や計画の再考を求める要望書を決議した。県や同市、所管省庁の大臣らに提出した。
同学会は8日に総会を開き、新幹線敷設工事が絶滅危惧種の動植物など貴重な生態系が残る中池見湿地に深刻な影響が懸念されるとする要望書を決議。西川一誠知事や石原伸晃環境相、太田明宏国土交通相らに提出した。
要望書では、メダカやホタルをはじめとした生態系の希少性を訴えているほか、予定ルートが平成14年の新幹線事業アセスメントの計画よりも150メートルも湿地の内側に変更になっており、それにより被害がさらに拡大する可能性があることも指摘。詳細な環境影響調査を求めている。
中池見湿地には大阪ガスが液化天然ガスの貯蔵基地を設置する予定だったが、自然環境の重要性や事業環境の変化などから、平成17年に敦賀市へ譲渡。同市は土地約80ヘクタールと開設した環境保全施設、その維持費などの協力金4億2千万円も譲り受けた。
Posted by jun at 2013年03月19日 13:29 in 自然環境関連, 内水面行政関連