絶滅の恐れがある野生生物を分類した「レッドリスト」について、環境省は1日、「汽水・淡水魚類」の改訂版を公表し、不漁が続くニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定した。リストに法的拘束力はなく、漁獲や取引は規制されないが、わが国の食文化の一端を担う重要な魚が絶滅危惧指定されるのは前例がないといい、同省は「指定によって資源保護が進むことを期待している」などとしている。
また、かつて秋田県の田沢湖だけに生息し「絶滅」指定されていたクニマスについて、山梨県の西湖で平成22年に生息が確認されたのを受け、本来の生息地以外に存続している「野生絶滅」に改めた。魚類の絶滅指定の見直しは初めて。
ドジョウについては外来種との交雑で絶滅が危惧されるとして新たに掲載。危険度評価の情報が足りないため「情報不足」と分類した。
ニホンウナギは、ダム開発などによる河川の生息環境の悪化や、食用のため大量に漁獲されたことから漁獲量が激減。過去45年間で92%減ったと推定され、これまでの「情報不足」から、近い将来に野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」へ危険度を上げた。
Posted by jun at 2013年02月05日 12:59 in 魚&水棲生物, 自然環境関連