琵琶湖で在来魚をえさにする外来魚のオオクチバスを駆除するため、滋賀県が本年度から導入した電気ショッカーボートが、今夏の1カ月間に行った駆除調査で約2・3トンの外来魚を捕獲した。県水産課は「電気ショックで集中的に駆除できる。期待通りの効果」といい、駆除調査を近く再開する。
「雷神」と名付けられたボートは、先端部から水中に突き出した2本の電極に最大千ボルトの電気を流して外来魚を感電させ、気絶した際に網で捕まえる。在来魚が浮くこともあるが、しばらく経つと回復するという。
調査は2013年度まで実施。本年度は6〜7月に南湖の岸辺で計16回行い、約2・3トンのオオクチバスやブルーギルを捕獲した。オオクチバスは約2・1トンで9割を占め、「体の大きい魚にはより多くの電流が流れ、有効な方法だと確認できた」(水産課)という。
8〜9月は水温が高く、電気ショックの効果が低下するため調査を休止したが、今月から来年3月までに南湖で計22回を計画。どの時期に効果的な駆除ができるかを検証する。13年度は70回の調査を予定し、水産課は「オオクチバスが産卵で岸辺に集まる4、5月で集中的に行いたい」としている。将来は漁業関係者に駆除を委託する方針という。