ラムサール条約湿地に登録されている大崎市古川の化女沼(けじょぬま)(34ヘクタール)にすむ魚は、オオクチバスなど外来食害魚が98.5%を占め、在来魚はほぼ全滅状態であることが、捕獲調査で分かった。調査した伊豆沼・内沼環境保全財団と環境NPO法人エコパル化女沼が21日、発表した。
調査は5月下旬〜6月中旬、小型刺し網を設置して行い、いずれも体長25センチ以上の68匹を捕獲。その結果、魚種はブルーギル49匹▽オオクチバス16匹▽カムルチー(雷魚)2匹で、在来魚はフナ1匹だけだった。比較のため同時期に調査した伊豆沼・内沼では、捕獲した73匹のうちオオクチバス6匹でブルーギルはゼロ。フナ57匹など在来魚が圧倒的多数を占めていた。
伊豆沼・内沼では、01年から外来食害魚駆除活動を毎年続けている一方、化女沼は駆除活動は未実施で“バス釣り天国”状態のままになっている。調査は有効な駆除法を開発するために行われた。
化女沼では、条約登録の理由となった渡り鳥のヒシクイの越冬数がここ2、3年減少。バス釣り客の行動がヒシクイのねぐらを脅かしているとの指摘も少なくない。今回の調査に合わせ、エコパル化女沼(0229・28・1353)は7月7日、市民体験型の外来魚駆除活動を初めて実施する。【小原博人】6月23日朝刊