2012年02月16日

電気ショック、外来魚気絶 滋賀県、新年度 ボート導入

 琵琶湖で在来魚を主なエサとする外来魚オオクチバスを減らそうと、滋賀県は2012年度に「電気ショッカーボート」を新たに購入し、対策を本格化させる。二つの電極を水中に垂らし、体長が大きくて感電しやすいオオクチバスを選択的に捕獲する。県によると同ボートの導入は全国8隻目。11年度に同ボートを借りて効果を実験した際は、最大で1時間あたり100キロを捕獲できたという。

■捕獲効率大幅アップ、在来魚は放流
 琵琶湖で在来魚を主なエサとする外来魚オオクチバスを減らそうと、滋賀県は2012年度に「電気ショッカーボート」を新たに購入し、対策を本格化させる。二つの電極を水中に垂らし、体長が大きくて感電しやすいオオクチバスを選択的に捕獲する。県によると同ボートの導入は全国8隻目。11年度に同ボートを借りて効果を実験した際は、最大で1時間あたり100キロを捕獲できたという。
 琵琶湖の外来魚数を抑えるため、県はこれまで捕獲量に応じた漁業者への経費補助や、釣り人向けの回収ボックス増設を実施。オオクチバスの推定生息量は2009年度末で300トンと、05年比で100トン減った。在来魚も回復の兆しを見せているが、それに伴い、在来魚を主なエサにするオオクチバスが再び増加する危険性があり、同ボート導入で先手を打つ。
 電気ショッカーボートは調査用に魚を生きたまま捕獲できるように米国で開発された。水中に垂らした二つの電極間(2メートル)に500〜1000ボルトの電気を流す。電気の流れる距離が長い大型魚のオオクチバスやコイなどが感電して水面に浮くといい、オオクチバスのみを網ですくい、在来魚は気絶から回復すると水中に泳いで戻れる。
 同ボートの電気は2メートルしか届かないため、水深が浅く外来魚が多い南湖で導入する。滋賀県では電気を使った魚の捕獲は禁止されているが、在来魚保護の調査目的のために今回は除外する。12年度予算案に購入費600万円と、産卵期の春を中心に捕獲する費用340万円を計上した。
 11年度に、琵琶湖でオオクチバスを選択的に捕獲する手段を比較検討した際、同ボートに次いで効果が大きかったのは沖曳(ちゅうびき)網だった。水深が深い北湖では沖曳網を使う。
 県水産課は「ボートなどの導入で、在来魚が多く生息する豊かな生態系を取り戻したい」としている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2012年02月16日 13:19 in 外来生物問題

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