世界で報告例が2例しかない「オキナワホタルジャコ」によく似た魚が南知多町で水揚げされていたことが、県水産試験場漁業生産研究所(南知多町)の調査で分かった。同研究所の日比野学主任は「標本として保存していないのでオキナワホタルジャコと断定はできないが、似ている」と話す。
同研究所が9月、南知多町の漁業市場を定期調査した際、見慣れない魚を発見し、撮影した。全長約20センチで、遠州沖の外海で捕獲されたとみられる。図鑑で確認しても魚種が分からなかったため、京都大舞鶴水産実験場の甲斐嘉晃助教(魚類体系学)に写真を送って問い合わせたところ、今月上旬になって「オキナワホタルジャコに類似している」と連絡があったという。
オキナワホタルジャコはホタルジャコ科。ホタルジャコに比べて細くて鋭い形をしている。これまでニューカレドニアと沖縄で報告例があるだけという。
日比野主任は「日ごろ、私たちがなんとなしに見過ごしている魚の中にも、珍しい魚や貴重な魚が含まれているかもしれない」と話している。【加藤潔】12月6日朝刊