豊田市内で、飼養などが規制されている特定外来生物の鳥類、ガビチョウが県内で初めて写真撮影された。ガビチョウは関東や九州などを中心に分布が確認されており、日本野鳥の会では、在来種への影響を心配している。
ガビチョウは中国南部などが原産で、チメドリ科に分類。全長20〜25センチとツグミ大。全体に黄褐色で、目の周りなどが白い。ペットとして輸入されたものが逃げ出して野生化したらしい。県内ではこれまで目撃されたり、鳴き声が確認されたことがあるが、8月15日に市内の足助地区の民家の庭で撮影された。
鳥類の特定外来生物として4種類が指定されており、すでにスズメ大の鳥類、ソウシチョウは、豊田市東部の面ノ木原生林や豊根村の茶臼山で繁殖。えさや営巣地が重複する野鳥への影響が懸念されている。今回、さらにガビチョウが撮影されたことについて、市内の日本野鳥の会の大畑孝二・チーフレンジャーは「関係者の間で、県内での広がりが心配されている。鳥の駆除は極めて難しく、ペットとして飼う時はきちんと責任を持ってほしい」と改めて注意を呼び掛けている。【中島幸男】9月3日朝刊