市民や漁業者、研究者、行政関係者らがともに琵琶湖の将来を考える公開シンポジウム「琵琶湖を未来につなぐ」が27日、滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館であった。参加者が講演やパネルディスカッションを通じ、湖との共存をさまざまな角度から論じあった。
3部構成で、第一部は川那部浩哉前館長の基調講演、二部は研究者らの報告、三部はパネルディスカッションがあった。
第三部のパネルディスカッションでは、琵琶湖の水位と魚の関係や、湖魚を放流しても琵琶湖で増えない理由などについて意見が交わされた。
藤岡康弘県水産試験場長は「ホンモロコなどが減少したのは、水位を低く操作することの影響」と指摘しながら、「一方で水位を調整することで、はんらんを抑制している」と、多角的な視点で是非を論じる必要性を指摘した。高島市で漁業を営む中村清作さん(25)は「たくさん放流しても、漁獲量が十分に伸びない。ズレがあると感じる」と訴えた。