2010年11月08日

みんな夢中:元鈴鹿市職員でルアー製作販売、藤田浩之さん/三重

 ◇斬新な色・形で釣り人魅了−−藤田浩之さん(57)
 小魚などに似せた擬餌針で魚を釣るルアーフィッシングは、老若男女を問わず人気が高い。元鈴鹿市職員の藤田浩之さん(57)=鈴鹿市下大久保町=は、その「当たりと引き」に魅了され、自らルアー作りをするようになり、17年前からは販売も始めた。「Budd & Joey(バッド・アンド・ジョーイ)」と名付け、次々に繰り出すルアーは、形や色が特に斬新で、釣り愛好家たちを魅了している。【大原隆】

 三重大水産学部(現生物資源学部)の大学院時代に友人からルアーフィッシングに誘われた。「小魚だと思ってルアーに襲いかかるブラックバスを釣り上げた瞬間の壮快感に取りつかれた」と言い、それ以来、ルアーフィッシングにのめり込んだ。同市役所に就職した後は、土曜日の夕方から友人とマイカーで熊野市の七色ダム詣で。寝る間も惜しんでブラックバス釣りに没頭、日曜の夕方に帰宅するという週末が続いた。
 初めてルアーを作ったのは89年ごろ。投じたルアーが水辺の岩に当たり、壊れて使い物にならなくなったのがきっかけだった。「ルアーの値段は高くて、当時の給料からの出費は痛かった。悩んだ末、『自分で作れば足りる』と考えた」と振り返る。
 手作りのルアーを友人にあげたところ、「よく釣れるし、売ってみては」と勧められた。気をよくした藤田さんは、釣りと並行してルアー作りにも精を出すようになったが、次々に作るルアーは釣り仲間が絶賛。ルアーの製作販売で生計を立てることを決め、93年3月に、妻の了解を得て市役所を退職した。
 自宅敷地の一角に建つ作業場は広さ70平方メートル。ルアー作りでは、3センチ角、長さ7〜12センチのバスウッド(板材)を電動グラインダーなどで削って形を整えた後、ウレタンで塗装して各種の紋様を施す。これにいかり形の針を2〜5本付けて完成させる。1個の重さは16〜28グラムで、月に100個を製作し、県内外の12店の取引先へ納めている。
 Budd&Joeyは、ネズミやザリガニ、口が開いたコイなど約10種の型があり、紋様は30種に上る。「私のルアーは、ルビーのように輝く目が特徴で、作り方は秘密。バスが食いつくところが、よく見られるように作ってある。魚の形などルアーの種類は少ないけれど、どれも食いがよいのが自慢です」と言う。形と紋様の研究は、片時も頭から離れることはない。
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 ◇メモ
 妻と長女、長男の4人家族。趣味は釣りのほか、映画鑑賞。好きな言葉は、ある程度満たされてないと、当たり前の心が理解できないという意味の「恒産恒心」。〔三重版〕11月7日朝刊

Yahoo!ニュース-三重-毎日新聞

Posted by jun at 2010年11月08日 18:05 in 釣り関連業界

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