2010年11月05日

伊豆沼・内沼:クロモ復元、マコモ植栽… 県再生計画を承認−−自然再生協/宮城

 登米、栗原の両市にまたがる伊豆沼・内沼の湖沼生態系の復活を目指す法定機関「伊豆沼・内沼自然再生協議会」は3日、5回目の会合を開き、協議会メンバーの県が取り組む再生事業の実施計画を承認した。クロモをはじめとする沈水植物の復元▽マコモの植栽▽ハスの刈取り▽河川水の沼への導水−−など7項目にわたり、09年度を起点とした10年間の統合的な事業展開で生態系や水質の改善に取り組む。【小原博人】

 事業計画の要とされるのが「沈水植物群落の復元」で、県は研究機関と連携し重点的に取り組む。この復元がかなうとエビなど水生小動物のすみかになり、それをえさとする魚介類の繁殖、さらに漁食性鳥類の増加につながる。
 また沈水植物群落は、水中から栄養塩類を吸収し湖沼内の富栄養化を抑える役割を果たす。事業の対象区域は両沼計332ヘクタールを含め流域河川を合わせた5265ヘクタールに上る。
 両沼は水質の低位安定や泥土状の浅底化、沈水植物の極小化、ブラックバスの在来魚食害、水鳥の減少など多くの課題を抱える。同協議会は09年10月に大洪水のあった1980年以前の状態への回帰を目標に再生全体構想を作成。実施計画はそれに沿った内容となった。
 同協議会は自然再生法に基づき、08年9月発足。県と国の関係機関、両市、環境保全、農業団体代表と学識経験者に加え、公募委員の計39人で構成する。会長は東北大大学院工学研究科の西村修教授。今後も適時、会合を開催し事業内容の細部を詰めていく方針。11月4日朝刊

Yahoo!ニュース-宮城-毎日新聞

Posted by jun at 2010年11月05日 22:02 in 外来生物問題, 自然環境関連, 内水面行政関連

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