「四日市市環境シンポジウム」が30日、同市安島2の市文化会館で開かれた。パネルディスカッションでは地元の小中学生がパネリストとして参加し、「在来種が心配」「単種のセミの鳴き声しか聞こえない」など、地元の自然環境を懸念する意見が出された。
会場では、市民組織や企業など50団体が環境に対する取り組みを紹介する展示、体験できる場を設けたほか、東大大学院農学生命科学研究科助教の山本清龍さんが「四日市の身近な自然の理解から始める環境教育」と題して講演した。
パネルディスカッションでは、四日市大エネルギー環境教育研究会事務局長、矢口芳枝さんが司会を務め、地元の小中学生2人と四日市大環境情報学部4年の村井丈仁さん、四日市西高教諭、赤嶺和彦さん、四日市ウミガメ保存会代表、森一知さんが参加した。
身近な虫や植物を観察しているという常磐小6年の浜田真里亜さんは「最近は外来種が多くなり、元々いる生き物が影響を受けている。飼う人は最後までしっかり面倒を見ることが大切」と訴えた。また、セミの研究を6年間続けているという暁中1年、渡部晃輔さんは「調べ始めたころはニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシの順に鳴いていたが、最近は声が大きなクマゼミの鳴く時期が長くなり、他の種類の鳴き声が聞こえなくなり、心配だ」などと述べた。【井上章】〔三重版〕10月31日朝刊